アジア低炭素交通システムの構成要素となりうる様々な施策オプションを、交通発生そのものの抑制(AVOID)、低炭素交通モードへの利用転換(SHIFT)、交通起源環境負荷排出の効率化(IMPROVE)の3つの戦略に分類し、それぞれのCO2削減についての有効性を分析する。それをもとに、都市の特性に応じた低炭素旅客・貨物交通システム実現のための施策パッケージのロードマップを、バックキャスティングとベストプラクティスに基づいて具体的に提示していく。また、S6他チームによるアジア全域レベルの将来シナリオをもとに、地域・都市間の人口分布・産業構造の変化とそれによる交通需要の変化を想定し、国・地域・都市のスケールで、その受け皿として可能な低炭素旅客・貨物交通システムを割り出していく。これらの分析結果を踏まえ、アジア途上国における低炭素都市・交通システム実現のための国内制度や国際支援枠組を提示する。
テーマリーダー | 林良嗣 | 名古屋大学大学院 環境学研究科 教授 |
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サブテーマ | サブテーマリーダー |
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S-6-5 (1)アジアにおける低炭素都市・国土構造と交通システムの設計に関する研究 | 林良嗣 (名古屋大学) |
S-6-5 (2)アジアにおける都市内交通の低炭素化策の評価に関する研究 | 福田敦 (日本大学) |
S-6-5 (3)アジアにおける低炭素な都市間交通システム設計に関する研究 | 花岡伸也 (東京工業大学) |
S-6-5 (4)アジアにおける低炭素都市交通・都市構造実現可能性評価に関する研究 | 中村文彦 (横浜国立大学) |
S-6-5 (5)アジアにおける交通・国土構造の経済・環境バランスへの影響モデルに関する研究 | 奥田隆明 (中部圏社会経済研究所) |